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Information

2024年9月12日

新入荷ワイン

ビオディナミ中断という英断を経て、たどり着いたピュアな果実味

ドメーヌ・ダルデュイ

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現在42haの畑を有するドメーヌ・ダルデュイは、1940年に小さな畑を買った創設者であるピエール・アンドレの孫にあたるミレイユ・ダルデュイ・サンティアールがオーナーとして運営しています。ドメーヌ・ダルデュイはブドウを全量をネゴシアンのコルトン・アンドレに販売されていましたが、2002年からその契約を解消し(現在生産の50%を取り戻し、2013年には全権がドメーヌに戻りました)ドメーヌ元詰めを行っています。
ドメーヌを革新的に変えたのは、長年務めた醸造長が退職したと同時に、2003年に迎えられたオランダ人栽培醸造長のカレル・ヴォルイス。この醸造長の変更は偶然にもネゴシアンとの契約をきったと同じタイミングでした。カレル・ヴォルイスは、徹底した収量制限、剪定・除葉などの畑仕事の見直し、それまで慣習的に行われてきた栽培・醸造をあらゆる面から見直し、栽培においてはビオデナミへの移行を図りました。
ただ、寧ろ醸造の人だったカレル・ヴォルイス、ブドウの樹々が時には疲れていることに気付けなかったのか、ビオディナミ下ただでさえ多くは期待できない収量はどんどん減って行き、畑全体の立て直しが必要であるという結論に行きつき、ビオディナミ&有機栽培認証を2016年に中断します。そして、2016年12月からはCécile Tremblay, Clos de Tart,David Clark 等のほかに Bouchard Aîné & Fils(ボワセ・グループ)、シャロネーズの共同組合など、多彩な経験をもつヴァンソン・ボトローがワインメーカーとして着任。コンサルタントにはClos de Tartのテクニカル・ディレクターを長年務めたSylvain Pitiotが迎えられ、新たなクオリティー向上への道しるべとなっています。
彼らの哲学は、幅広いアペラシオンの各区画のテロワールを、ピノ・ノワールとシャルドネを通して表現させることであり、爽やかでフレッシュな果実味とボディを兼ね備えたバランスの取れたワインを造ることです。テロワールとその環境を尊重するブドウ栽培の実現に向けて情熱を燃やし続けており、疲れた土に生命力が戻ってきたと確認できた数年前より、徐々に有機栽培の区画を増やしている最中です。


2022ブルゴーニュ・シャルドネ (ガブリエル・ダルデュイ)

ネゴシアン物。樹齢35年。コミューン:ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ。土壌:粘土石灰、粘泥灰、シレックス土壌が混ざる土壌。100%ステンレスタンク発酵。同タンクで8カ月熟成。瓶詰前軽いフィルターを施す。
香りは、アカシアなどの白い花とフレッシュな果実の香りが交じりあう。口に含むと、柑橘系の香りが立ち上がり、フレッシュな味わい。

参考小売価格5,500円(税込)


2023ブルゴーニュ・ピノ・ノワール (ガブリエル・ダルデュイ)

ネゴシアン物。樹齢40年。コミューン:ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ。標高350m。栽培密度:7500本/ha。収量:45hl/ha。土壌:粘土石灰、粘泥灰、シレックス土壌が混ざる土壌。100%除梗. 発酵前低温浸漬を4日。上部開放型ステンレスタンクで、発酵。フリーラン果汁とプレス果汁を混ぜた上で、9か月タンク熟成。澱引き後フィルターをかけて瓶詰。
果実味にあふれる香りで、赤い果実やスパイス香が特徴。後味にも共通の果実味が残る。まろやかでフレッシュなワイン。

参考小売価格5,500円(税込)


2022ラドワ・クロ・デ・シャニョ(モノポール)

面積:2,3645 ha 畑:平均樹齢 35年。 土壌:粘土石灰質。但し、地元で« chailles » (=石灰岩を意味する)と呼ばれるとりわけ水はけのよいと土地で、他の区画よりも早成り。
畑:Cortonの丘麓で、その中心から250mの辺りにある、緩やかな傾斜の畑。南向き。手摘み収穫。100%除梗。発酵前低温浸漬なし。発酵中の温度を上げることなどなく、抽出はピジャージュによってのみ行う。12~14日間かけてアルコール発酵。フレンチオークで熟成12~14か月。20%新樽。成長作作業は行わず、軽いフィルターの後、瓶詰。
果実味豊かで飲み心地のよいワイン。フレッシュな果実の香りが中心だが、懐の深い味わいとフレッシュさが混在する、丸みのあるワイン。心地よい樽香。

参考小売価格7,920円(税込)


2022サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・オー・クルー

区画:オー・クルー(サヴィニー村に面した緩やかな斜面の南向き。標高は約260メートルで、アペラシオンの中心に位置する)樹齢:50年(マサル・セレクション) 土壌:ジュラシック紀の母岩の上に石灰岩のかけらがゴロゴロしている粘土石灰質土壌。岩がちで、暖かく水はけがよいのが特徴。畑:Savigny-les-Beauneの村に向けて緩やかに傾斜する南向きの斜面。標高約260 m。手摘み収穫。100%除梗. 発酵前低温浸漬を3日間。発酵は10日間。ルモンタージュ1日1回。初回プレスの果汁とフリーラン果汁をブレンドした上で、一度澱引きをし、樽入れ。熟成フレンチオークで10か月。20%新樽。成長作作業は行わず、軽いフィルターの後、瓶詰。
濃い色合。カシスやチェリーなど赤~黒の果実の香りにスパイス香とフローラルさが混じる。輪郭のはっきりした口当たりで、凝縮感と複雑味があり、タンニンは滑らか。樽香は控えめで、飲み進めたくなるチャーミングな果実味が特徴。

参考小売価格8,470円(税込)


2022アロース・コルトン・レ・ブティエール・レ・ヴァロジエール

面積:0.7413 ha。畑:樹齢:35~45年(マサル・セレクション)。土壌:アロース・コルトンの典型的な小石と粘土の混ざった土壌。醸造:手摘み収穫。畑での選果。100%除梗。低温浸漬4日間。約15日間のアルコール発酵。発酵中はピジャージュを頻繁に行う。プレスワインとフリーラン果汁を混ぜた上で樽入れ。熟成フレンチオークで13か月。25%新樽。清澄作業は行わず、軽いフィルターの後、瓶詰。
力強さが特徴のAloxe-Corton。色は深く、カシスやチェリーなどの果実の香りに八角やフローラルさが加わり複雑な香り。力強い口当たりだがタンニンは丸め。長い後味で、トースト香が残る。

参考小売価格11,000円(税込)


2020アロース・コルトン・プルミエ・クリュ・レ・シャイヨ

区画:レ・シャイヨ 樹齢:約20年 面積:0.8ha 土壌:粘土石灰質醸造:手摘み収穫。100%除梗。28℃以下でアルコール発酵12日。ピジャージュで抽出。フリーランワインと1回目のプレスをブレンド。12か月樽熟成。新樽率35%。清澄作業無し。軽いフィルター後瓶詰。
味わい:The Aloxe-Corton 1er Cru « Les Chaillots »は骨格のしっかりしたパワフルなワイン。ブフ・ブルギニョンやコック・オー・ヴァンのような味の濃厚なヴォリューム感のあるお料理によく合う。

参考小売価格12,320円(税込)


2022ジュヴレ・シャンベルタン

区画:Les Fourneaux, La Croix des Champs,La Platière, Creux Brouillard 面積:0.7842 ha 畑:樹齢の高いピノ・ノワールで、マサル・セレクション。土壌:4区画の土壌はそれぞれ異なるものの、共通点は、Lavaux 谷と呼ばれる氷河期に形成された谷から流れてきたもので、石灰岩の石と粘土の混ざる土壌の1つながら、その中でも非常に水はけがよい点が挙げられる。結果、畑は平地にあるものの、根が土壌深くまで伸びる。畑の向き:非常にゆるやかな傾斜で東向き。手摘み収穫。100%除梗。発酵前低温浸漬なし。発酵中の温度を上げることなどなく、抽出はピジャージュによってのみ行う。12~14日間かけてアルコール発酵。初回プレスの果汁とフリーラン果汁をブレンドした上で、一度澱引きをし、樽入れを。熟成10か月。35%新樽。フレンチオークながら、国内でも異なる複数の産地のオークを使用。メインはブルターニュ産。成長作作業は行わず、軽いフィルターの後、瓶詰。
深い色合い。カシスやチェリーなど赤~黒の果実の香りが非常にフレッシュに立ち上がりみずみずしさを感じらせる。口に含んでも香り同様の印象で、ジューシーな味わい。

参考小売価格13,200円(税込)


2022コルトン・グラン・クリュ・レ・ルナルド

面積:1,6294 ha 畑:平均樹齢55年。マサル・セレクション。土壌:中紀ジュラ紀のバトニアン石灰岩質に粘土が混ざる土壌。畑:標高280 ~ 340 mで、南東向き。斜度は場所によって変わるものの比較的強い傾斜。手摘み収穫。100%除梗。発酵前低温浸漬なし。発酵中の温度を上げることなどなく、抽出はピジャージュによってのみ行う。12~14日間かけてアルコール発酵。初回プレスの果汁とフリーラン果汁をブレンドした上で、一度澱引きをし、樽入れ。フレンチオークで熟成18か月。50%新樽。成長作作業は行わず、軽いフィルターの後、瓶詰。
非常に濃い色合い。黒い果実の香りで、野生さを思わせる。力強い口あたりで、タンニンの存在感も強い。Cortonの典型ともいえる、リッチで、野趣が強く、エレガントさが熟成と共に現れてくるワイン。

参考小売価格24,200円(税込)

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